コンセントレーションカールをする
デメリット

×狭い筋肉群への集中

コンセントレーションカールは主に上腕二頭筋に焦点を当てたエクササイズです。しかし、このトレーニング法は特定の筋肉群のみを鍛えるため、全体的なバランスを欠く恐れがあります。

他の筋肉群を同時に鍛えずに成長させることができないため、実際には全体的な筋力向上に寄与しない場合があります。

×他の筋肉群の無視

この種の運動が優れている点はその効率性です。しかし、その反面、他の重要な筋肉群を完全に無視してしまうことが問題です。

例えば、コンセントレーションカールばかりを行っていると、上腕二頭筋は発達しても背中や肩の筋肉が弱体化し、全体の筋力バランスが崩れてしまうことが懸念されます。

×可動域の制限

見た目の印象と裏腹に、コンセントレーションカールは可動域が極めて狭いエクササイズでもあります。この動きは、筋肉を一方向にしか刺激できず、したがって他の方向の筋肉の成長を妨げてしまうことがあります。

狭い可動域でのトレーニングは、特に筋肉の強化を目指す場合には非常に効率が悪いことを意味します。

×怪我のリスク

また、重いウエイトを使用することで、正しいフォームが保持できなくなる恐れがあります。これにより、肘や肩に余計な負担がかかり、最悪の場合は怪我につながります。

したがって、コンセントレーションカールを行う際には常に注意が必要であり、誤ったフォームでのトレーニングは非常に危険です。

×時間効率の悪さ

コンセントレーションカールだけでは、トレーニングにかける時間に対して得られる効果が相対的に少なくなってしまいます。本来ならば全身の筋肉をまんべんなく鍛えた方が早く結果を得られる場合があります。

これを考えると、時間を費やす価値があるのかという疑問が浮かびます。トレーニングを効率よく行いたい人には向いていないかもしれません。

×モチベーションの低下

最後に、コンセントレーションカールはその単調さからモチベーションの低下を招く可能性があります。同じ動きを繰り返すことは退屈で、やがてトレーニングを続ける意欲を失わせる要因となります。

その結果、筋トレ自体への情熱が薄れてしまうことも考えられるのです。筋トレは楽しむことが大切ですから、筋肉の成長よりも楽しさを重視する方が賢明なのかもしれません。